カナルワークス（株）は、EDMなどのダンスミュージックやヒップホップのリスニングに最適だという重低音再生モデルのカスタムIEM「CW-L33BB」の受注生産を7月4日から開始。直販サイト価格は110,000円（税抜・耳型採取費用別途）。

CW-L33BBは、3ウェイ5ドライバーのカスタムIEM新モデル。低音用に2基、中音用に2基、高音用に1基のバランスドアーマチュアドライバーを備えます。

低音用には複数の音響管とチャンバーによる新規開発の高次音響フィルターを搭載。これにより、ボーカル域への音のカブりを最小限に抑え、キレのある重低音を得ることに成功したとしています。まずはこの技術があってこその重低音再生モデルということのようです。

また、すべてのドライバーをバランスドアーマチュア型で構成することにより、重低音でのビート再生時に起こりがちな音潰れを感じさせない高解像度の再生を可能にしたとしています。

中域も低域同様デュアルドライバーとし、ダイナミックレンジが広くクリアな再生を実現したとのこと。高域はシングルながら、最適な音響管設計によりワイドレンジ化を実現したとしています。

また、中高域のクロスオーバーネットワーク回路には高性能オーディオ用フィルムコンデンサーを使用し、一般的に使われる電解コンデンサー、セラミックコンデンサーを排除することにより、歪み感の少ないクリアな再生が楽しめるとしています。

以上のような新設計により、EDMやヒップホップなどのリスニングに最適な歪感の少ないクリアで迫力あるサウンドを楽しめるようになったとしています。

ケーブルはクリアとブラックを用意し、長さは127cmと162cmから選択可能。オプションとして、銀コート処理を施したステルスケーブルも選択が可能。付属品として、ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスを同梱。

なお、CW-L33BBの発売により、これまでクラブミュージックなどのリスニング用としていた「CW-L31」が販売終了となります。

さらに、カナルワークスでは同社製カスタムIEMのシェルに新色を追加することも発表。新しいカラーバリエーションは「ガラス」「アクアマリン」「サクラ」「ハニー」の4色。従来21色のカラーラインナップを用意していたのに加え、全25色に。フェイスプレートのカラーについても選択が可能となっています。

EDMやヒップホップなどのリスニングのために、10万円以上のカスタムIEMを買おうというユーザーが十分見込めるということなのでしょうか。CW-L31のあとに本機をまた発売するということはそうなのでしょう。新しいカラーバリエーションの追加も、より一層ファッション的な意味でのイヤホンの存在感も感じさせ、イヤホン業界の広がりはまだまだ続くようです。

引用元: ・【UE・JH】カスタムIEM 総合 64 【UM・Noble】

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