T-1200
アキュフェーズは、ワイドFMに対応したステレオチューナー「T-1200」を発売。価格は360,000円。

従来機「T-1100」の後継機種。1973年に発売されたAM/FMチューナーT-100から数えると、FMチューナーとしては13機種目。

アナログ高周波技術と最新のデジタル技術の融合を押し進め、高速演算タイプDSPを採用して主要回路のほとんどをデジタル化しているのが特徴。

中間周波数(IF)段以降の可変IF帯域フィルター、マルチパス・リダクション機能、デジタルFM復調、DS-DCステレオ復調などを浮動小数点演算DSP上のソフトウェアで実現。

局部発振器には「DDS」(Direct Digital Synthesis)を搭載することで、不要成分を極力排した純度の高い出力を実現。

可変IF帯域フィルター機能も搭載。フィルターの中心周波数に対して、中間周波数(IF)帯域幅を6段階で切り変えて選択可能。これにより妨害電波を避け、混信を軽減した良質な受信が可能。

20局を記憶できるメモリー機能は、局ごとのチューニング設定も同時に保存可能。

接続端子は、アナログ音声出力×2系統(XLR、RCA)、デジタル音声出力×1系統(同軸)、アンテナ端子。XLR出力端子は極性切換えスイッチも装備。

FM全盛期のアナログ回路で組んだ高級チューナーとは違うものでしょうが、今日だからこそできるデジタル化のメリットがあるなら存在価値は先代同様か、それ以上にあるでしょう。先代とのおもな違いはワイドFMへの対応、プリセット20局と「DDS」の改良のようです。

先代にもあったデジタル出力も大変珍しい機能です。しかし、今時FMチューナーでなければ、という音楽ソースがまだあるのでしょうか?内容というより、オーディオ的という意味で。

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