SONY_STR-DN1060
ソニーは、DSDを含むハイレゾ音声のマルチch再生や、高音質Bluetoothコーデック“LDAC”に対応するAVアンプ「STR-DN1060」を7月21日に発売。価格は72,000円(税抜)。

定格出力100W/ch(6Ω)の7.1ch AVアンプ。ドルビーTrueHDやDTS Master AudioなどのHDオーディオに対応。立体音響のドルビーアトモス(Dolby Atmos)には対応していません。

HDMI端子は6入力2出力、4K/60p(4:2:0)信号のパススルーに対応。1入力1出力でHDCP 2.2規格もサポート。また、MHL3規格にも対応。

Wi-Fiも内蔵し、有線も含めたネットワーク経由とUSB入力によるハイレゾ再生機能も搭載。ハイレゾ音源は最大192kHz/24bitまでのWAV、最大5.6MHzまでのDSDをサポート。ハイレゾ音源のマルチch再生機能にも対応しており、最大192kHz/24bitまでのWAV音源の7.1ch、最大2.8MHzまでのDSD音源の5.1ch再生が行える。なお、5.6MHz DSDは2ch再生のみ対応。USBはウォークマンやiPhoneとデジタル接続できます。

また、AirPlayに対応するほか、新たにGoogle cast for audioもサポートし、国内の配信サービスではtuneInやKKBOXのインターネットラジオをスマホアプリからAVアンプ側に“キャスト”して、AVアンプのネットワーク経由でこれらの配信サービスを聴くこともできます。

Bluetooth再生機能も備え、ソニー独自の高音質コーデックLDACに対応する。「LDAC」はBluetoothをベースに、ハイレゾを含む音源をワイヤレス環境でより高音質に楽しめるソニー独自開発の新コーデック。Bluetoothの音楽再生プロファイルである「A2DP」の標準コーデック「SBC」に比べ最大約3倍の情報量をワイヤレスで伝送できるというもの。ソニーのAVアンプで本機能に対応するのは本機が初。なお、NFC機能も装備。

iOS/Androidスマートフォンやタブレットと連携する無料アプリ「SongPal」に対応し、機器同士を連携させる最新機能の「SongPal Link」にも対応。

デジタル音声のエンコード/デコードに伴って発生する、可聴帯域外のノイズを除去する「D.L.L.」(デジタル・レガート・リニア)や、自動位相マッチング機能「A.P.M」、自動音場補正機能「アドバンストD.C.A.C.」などソニーのAVアンプでおなじみのデジタル技術を各種搭載。小音量時でも豊かなサウンドを再現するという聴感補正技術「サウンドオプティマイザー」、低い位置に設置したセンタースピーカーの音を上にシフトする「センタースピーカーリフトアップ」なども搭載。

CD音源や圧縮音源を96kHz/24bit相当にアップコンバートしながら、高域補間も行い、ハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする高音質化技術「DSEE HX」も搭載。

新開発のプリアンプIC「CXD90035」を採用して回路の性能を見直すなど、アナログアンプとしての改良も施されています。

有線接続時のマルチルーム機能を搭載。5.1chや3.1chなどの使い方で余っているスピーカー端子を独立して使用し、メインルームとは別で2部屋(Zone3)まで分けて使うことができる便利な機能も搭載。

その他の映像出力はコンポジット×1、コンポーネント×1、映像入力はコンポーネント×1、コンポジット×2。音声出力はサブウーファー×2、ヘッドフォン×1、音声入力は光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ音声×4、USB×1

外径寸法は430W×172H×329.4Dmmで、質量は10.4kg。キャリブレーションマイクロフォン、リモートコマンダー(RMT-AA130U)、FMアンテナ線が付属。

なお、上位モデルで“ES”型番の「TA-DA5800ES」は生産完了となり、しかも、現時点では後継モデルの製品化は未定としています。このため、ソニーのAVアンプ'15年モデルは、既発売の下位モデル「STR-DN850」と「STR-DH750」を合わせた3ラインナップとなり、今後のドルビーアトモスへの対応は現時点では明らかになっていません。ソニーの今後のAVアンプの展開が気になるところです。

引用元: ・SONY/ソニー AVアンプ総合スレ Part6

【SONY STR-DN1060 DSDマルチ再生/LDAC/Google Cast対応のAVアンプ アトモスは非対応!】の続きを読む