サーモスは、独自の真空二重構造「真空エンクロージャー」を採用したアクティブモニタースピーカー「VECLOS アクティブ ニアフィールド モニター MSA-380S」を、12月1日より発売。オープン価格で実売価格は15万円程度。

魔法びん大手のサーモスならではのステンレス製メタルシリンダーを使用し、独自の「真空エンクロージャー」を採用しているのが大きな特徴。明確な定位と立体感ある音場、クリアなサウンドを特徴と謳います。

既存の「SSA-40M/40MS」シリーズのクリアな音質を継承しながら、「プロスペック版として開発した」というニアフィールドモニタースピーカーとして開発。

ユニットはパイオニア製の52mmフルレンジ1発。高速な低域レスポンスのためのバタフライダンパー&バスレフポートや、最適化されたフルバランスアンプなどにより、音質向上を図っているとしています。

再生周波数帯域は100Hz~20kHz、最大出力音圧レベルは90dB。アンプ定格出力は13W。

スピーカーの角度は最大45度まで5度刻みで調整可能。入力端子は左右それぞれにTRSフォーン・ジャックを備えたバランス接続のプロ仕様。

外形寸法は74×171×98mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約850g(1台)。スピーカーグリルや、スピーカーケーブル(4本)、ACアダプタ2個、電源ケーブル2本などが付属。

幕張メッセで11月15日から17日まで開催されているInter BEE 2017(2017年国際放送機器展)でも展示されました。

かなり個性的なスピーカーと言えましょう。本当にプロが使うのかよくわかりませんが、コンシューマーで使うとすればどうしてもサブ機的になりそうです。ただ、点音源とクリアな音、という点ではいかにもハイレベルなイメージはあるので、そういう方向を突き詰めてみたい人にはなかなか他には代えがたい逸品になるかもしれません。 【VECLOS MSA-380S 真空エンクロージャーのコンパクトモニタースピーカー!】の続きを読む