LP6Ti
「ポタ研2019冬」。サイラスは、LUXURY & PRESICIONブランドから超高級DAP「LP6 Ti」を出展。何と国内予価70万円程度という超高級DAP。世界限定199台販売の予定。

インテル製のFPGAを内蔵しており、DACチップにラダー型のアナログデバイセズ社・AD5790 R2R選別品を4個使用しているのが特徴。本体がチタン合金と木を使用しているのも個性的。

4.4mm径バランスイヤホン端子からなぜか標準ヘッドホン端子、ライン出力用のRCA端子を含む様々な端子類をフル装備。さらに、音の好みにあわせてカスタムチューニングできるという機能性も備えた超弩級モデル。

内容は仕様は「ポタ研2019冬」主催のフジヤエービックのサイトに書いてありましたので、だいたい把握できます。

驚きの価格ですが、すでにソニーがDMP-Z1を実売90万円前後で発売中なため、驚天動地というほどではありません。冷静に内容を見てみるとDMP-Z1よりも利便性は高く、とくに据え置き用プレーヤーとしても使いやすいのはポイントでしょう。

DACチップにラダー型を使用しているのは驚き。PCM1704が生産終了した今、ラダー型DACでデジタル機器を作るのは難しいものと思っていましたから。最新の技術が反映されたラダー型DACの音はどんなものなのか大いに興味が持てます。ただこのチップ、オーディオ用ではなく、産業用(医療計測用)を転用したものです。20bit精度ですが、サンプリング周波数側の能力に優れるそうで、384kHzといったスペックの信号には向いているようです。世界は広いもので、アナログデバイセズ社のラダー型DACを積んだDACもすでに出ているとか…。

いずれにしても、PCM系のハイレゾ音源において、これまでのDAPとは異なる音を鳴らす高級DAPになるかもしれません。

【LUXURY&PRECISION LP6 Ti 約70万円の超高級DAP!DMP-Z1が比較対象?】の続きを読む