JVCケンウッドは、JVCブランド初のオーバーヘッド型のハイレゾ対応ヘッドホン「SIGNA 01」「SIGNA 02」の2機種を9月中旬より発売。

・SIGNA 01「HA-SS01」 ¥OPEN(予想実売価格45,000円前後)
・SIGNA 02「HA-SS02」 ¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)

両機ともオーバーヘッド型のヘッドホンとしては同社初のハイレゾ対応モデルとしているモデル。

両機種ともに軽量で高強度なPEN振動板を新開発で搭載することなどによってハイレゾ再生に対応。周波数特性は8Hz~52kHz。ドライバーユニットの構造がトリプルマグネット構造を採用する「SIGNA 01」に対し、「SIGNA 02」はダブルマグネット構造になる点などが両機の違い。

シリーズ名の「SIGNA」は、ラテン語で「旗印」、「基準」という意味で、「新潮流となるヘッドフォンを創るという想いで開発した」としています。アーティストの家入レオを起用した各種プロモーションも予定。「CLASS-S」をキーワードに、上質なサウンドライフのイメージビジュアルなどを交え、SIGNA 01/02を訴求していくともしています。

「SIGNA 01」はマグネット3個による「トリプルマグネット構造」、「SIGNA 02」はマグネット2個「ダブルマグネット構造」を採用。磁力の異なるマグネットを複数組み合わせることで最適な磁力を得られるようにしたとしています。

2機種ともハウジング内に中高域用キャビティを配置した「シーケンシャル・ツイン・エンクロージャー」を採用。素材にはグラスファイバーを配合した高強度ポリアミド樹脂を採用、このエンクロージャーによってハイレゾ対応ユニットの表現力を最大限に引き出し、ワイド&フラットなハイレゾサウンドを実現したとしています。

「クリアサウンドプラグ」も採用。空気抵抗を調整して振動板を目的通りに動かすことで、ヌケが良く純度の高い中域を実現するとしています。

「SIGNA 01」ではさらに、バッフルとイヤーパッドの間に「アンチバイブレーションリング」も搭載。バッフルの不要な振動を抑制。

デザイン面では、「SIGNA 01」はハンマートーン仕上げの筐体にゴールドのラインをあしらい、ヘッドバンド部はブラックハンガーを採用。「SIGNA 02」ではシルバーラインをあしらい、ハンガー部もシルバーに。

01は、ハイレゾ仕様のコンフォータブルイヤーパッドと、ソフトPUレザーを使用。02は、ハイレゾ仕様のイヤーパッドで、PUレザー。

ケーブルは着脱式で、ケーブルは独立グランドプラグを採用。付属のケーブルは、ヘッドフォン側が4極のステレオミニ、入力側が3極のステレオミニでグランド分離接続用のケーブルではありませんが、バランス接続に対応。

01の再生周波数帯域は10Hz~52kHzで、インピーダンスが56Ω、出力音圧レベルが99dB/1mW。02の再生周波数帯域は10Hz~52kHzで、インピーダンスが32Ω、出力音圧レベルが98dB/1mW。質量(ケーブル含まず)は「SIGNA 01」が約245g、「SIGNA 02」が約220g。

さて、この2機種。ヘッドホンの情報に敏感な愛好家の人にとっては「どこかで見たような?」と思うのではないでしょうか。というよりも「あれだ」と思うでしょう。どうやら、すでに発表済みのKENWOODブランドのハイレゾ対応ヘッドホンの新製品、「KH-KZ3000」と「KH-KZ1000」と基本部分は同じもののようです。「トリプルマグネット構造」、「アンチバイブレーションリング」など内容も同じものが見られます。

ビクターとケンウッドが合併してJVCケンウッドとなったわけですから、製品も共同開発、ブランドを分けても、共通設計で部分的に異なる製品が出るのは当たり前。

ただ、周波数特性、能率など結構違うので、単に色が異なる程度の消極的な違いではないのも確かなようです。音質チューニングや方向性も同じではないでしょう。JVCでは、ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンとして開発したというコンセプトも重要でしょう。JVCのポータブルヘッドフォンアンプ「SU-AX7」と相性がいいのは間違いなさそうです。

この2ブランドの今回のシリーズの音の違いを実際に試聴して確かめたいところです。

引用元: ・JVCのヘッドホンイヤホンPart15

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