HA-MX100-Z ハイレゾ対応ヘッドフォン

JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントは、密閉型ヘッドホン「HA-MX100-Z」を3月17日に発売。価格は22,963円。

JVCケンウッドの音響技術を用いて、ビクタースタジオがプロデュースしたハイレゾ対応モニターヘッドホン。

密閉型モニターヘッドフォン「HA-MX10-B」の基本性能を継承しながら、バッフルボード部分に新開発のデュアル・クリアバスポート構造を採用するなど音質を高め、ハイレゾ音源の再生にも対応させた新モデル。

「HA-MX10-B」の再生周波数帯域は10Hz~28kHzの一方、HA-MX100-Zは10Hz~40kHzまでの再生が可能となって、新たにハイレゾ対応となったものです。

また、HA-MX10-Bでは、ユニットの背面に穴の空いた透明なチューブのような「クリアバスポート」を導入し、密閉型ヘッドホン特有の振動板の動きにくさの解消を行っていました。

HA-MX100-Zではさらに、振動板の前の部屋の背圧を、バッフル面に取り付けたチューブのようなパーツを通して背面にもってくる事で、より背圧のチューニングを細かくできるようにしたという「デュアル・クリアバスポート構造」を採用。振動板の動きもさらに最適化され、ハイレゾの高解像度サウンドも忠実に、繊細に再現できるとしています。

ユニットにも手を入れ、新たに高純度の日本製CCAWボイスコイルを採用。また、鉄のパーツ類の機械加工由来による機械的な歪みを原因にした音の濁りを、高熱をじっくりかけて元に戻すなど、パーツの歪みを低減させることで低減。コストをさほど上昇させない方法でもあり、高音質化の手法として注目されます。

ビクタースタジオ仕様によるエージングも施されており、開封してすぐに「安定したモニターが可能」としています。実際にビクタースタジオにも導入し、楽曲制作の現場で活用するとしています。モニターヘッドフォンとしてのコストパフォーマンスの維持も重視したという設計思想も、とかく高額になりがちな最近のヘッドホン市場において注目されます。

インピーダンスは56Ω。出力音圧レベルは107dB/1mW。最大許容入力は1,500mW。ケーブルは着脱できず、長さは2.5m。入力プラグはステレオミニの3極でAmphenol製。プラグからドライバユニットまでは4芯配線を使用。ケーブルを含まない重量は265g。

HA-MX10-B自体、価格を考えると非常にバランスのよい再生音が印象的でしたので、本機にも個人的には期待したいところです。実売価格がどれくらい下がるのかも気になります。

ただ、JVCケンウッドのヘッドホン自体、存在感が後退しているようなのは気がかりです。

引用元: ・JVC ヘッドホン・イヤホン Part16

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