ES9068Q


ESS Technologyは、 オーディオ向けDAC「SABRE DAC」シリーズの新製品として、低消費電力のオーディオ向けDAC「ES9068Q」を発表。本チップのサンプルと評価用ボードがCES 2019に出展されます。

主に小型のデスクトップオーディオ機器やポータブルオーディオ機器で使われることを想定。そのためのスペックを満たしたというDACチップ。世界で初めてMQAハードウェアレンダリングに対応したことが最大の特徴。

再生できるのはPCMが最高768kHz/32bit、DSDがDSD 1024まで。DoPやSPDIF、MQAの再生にも対応。ダイナミックレンジは128dBで、THD+Nは-120dB。従来の「ES9018K2M」「ES9028Q2M」「ES9038Q2M」の機能をアップグレードする用途にも使用できるとしています。マイク入力も備えており、マイク入力を備えたUSBヘッドセットなどにも使用可能。

ES9068QのMQAハードウェアレンダリングは、特別な調整を必要とせずに、すべての調整を自動的に処理するのが特徴。従来のように設計を手動で調整する必要がないため、これまでより手軽に製品に組み込めるのが利点。

よりリーズナブルなDAPやDAC、ヘッドホンアンプでのMQAフルデコードの対応化を推し進められるチップの登場。MQAの普及促進がハイレゾの普及に役立つかはわかりませんが、これが業界の要請ということなのでしょう。

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