デノンは、「SX11」シリーズとして、プリメインアンプ「PMA-SX11」と、USB DAC内蔵のSACDプレーヤー「DCD-SX11」を10月中旬に発売。価格は「PMA-SX11」が38万円、「DCD-SX11」が36万円。カラーはプレミアムシルバー。

久しくモデルチェンジされていなかった11シリーズが復活。ここではDCD-SX11を紹介。

DCD-SA11の後継機。DCD-SX11はUSB DAC機能も搭載したSACDプレーヤー。ドライブメカはステンレスと銅板を組み合わせて剛性を強化したトップパネル、アルミダイキャストのトレイ、1.6mm厚のスチールメカベースなどで構成された新開発「Advanced S.V.H Mechanism」。また、シリーズで初めてUSB-DAC機能を搭載。対応データはPCMが384kHz/32bitまで。DSDは11.2MHzまでサポート。DSDの伝送方式は、ASIO 2.0ドライバによるネイティブ再生と、DoP伝送での再生に対応。アシンクロナス伝送もサポート。前作にはなかった光デジタル/同軸デジタル入力を各1系統装備。192kHz/24bitまでのPCM信号に対応。DVD±R/RWやCD-R/RWに記録したDSD(5.6MHzまで)もサポートしているのはディスクプレーヤーならでは。

DACチップはバーブラウンのPCM1795を採用。これは最上位のDCD-SX1でも使用されています。

デノンおなじみのデータをハイビット(32bit)/ハイサンプリング化して処理する「Advanced AL32」(アルファ・プロセッサー)は、384kHz/32bitにも対応した「Advanced AL32 Processing Plus」に進化。CDの16bit信号は32bitに、44.1kHzのサンプリング周波数は16倍にオーバーサンプリングして処理。ハイレゾデータも、192kHzの信号は4倍に、384kHzは2倍にオーバーサンプリング。データの補間は独自のアルゴリズムにより、補間ポイント前後に存在する多数の点から、あるべき点を推測、より原音に近い理想的な補間をするというアルファ・プロセッサー長年のノウハウを生かしたものとなっています。

DACをマスターとしてクロック供給を行ない、デジタル回路を正確に同期させる「DACマスター・クロック・デザイン」を従来どおり導入。さらに、位相雑音を大幅に低減したクロック発振器を新たに開発。通常クロックケースに内蔵されるセラミックコンデンサを、超小型フィルムコンデンサに置き換え、空間表現やS/Nを向上させたともしています。

PCから供給されるデータに混入するノイズを完全にカットするアイソレート機能「PC Pure Direct」も搭載。USB DAC専用の電源回路も搭載するなどUSB-DACとしての使用にも力を入れています。

アナログオーディオ回路の電源部には、新開発のデノンオリジナル大容量ブロックコンデンサーを使用。さらに電解コンデンサやメタライズド・フィルム・コンデンサーなど、カスタムパーツを多く使用。

デジタル回路とアナログ回路の電源は、別トランスで用意。各トランスはケースに樹脂で密封されているほか、取付台座にはSX1と同じ砂型アルミ鋳鉄ベースを使用。

ドライブメカはシャーシ中央の低い位置に配置し、低重心化。1.2mm厚のメインシャーシに、1.6mm厚のスチールプレート3枚を追加した4層構造。

出力端子はアナログXLRバランス×1、アナログアンバランス(RCA)×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1。USB端子も備えている。外形寸法は434×404×137mm(幅×奥行き×高さ)。重量は21.4kg。消費電力は31W。

このシリーズは、遡ると、1990年代から2000年代前半にかけて、中級アンプ、CDプレーヤーの大定番だった、S10シリーズに源泉があります。覚えておられる方も多いでしょう。とくにプリメインアンプのPMA-S10Ⅱ、CDプレーヤーのDCD-S10Ⅲが人気、評価も高く、現在でも中古市場で活発に取引されています。

そのころは、価格も20万円台で、価格帯では大定番なだけでなく、国内メーカー単品コンポを代表するほどの機種でした。価格帯トップと言われる物量投入が人気の理由のひとつだったようです。しかし、2004年にS11シリーズと型番が変わるとともに、価格も30万円台に上昇。以前ほどの人気、話題にはならなくなったようです。機能もシンプルになったのも評価を分けたかもしれません。

DCD-SA11では外部デジタル入力がなくなり、DACとして使えなくなったのが残念でしたが、今回その機能が復活。あえて言えば、DCD-S10Ⅲまではあったライン出力の可変もあれば、なお良かったかもしれません。アナログ出力はバランスもあるのはS11以降の向上点。

PCオーディオにも対応するなど機能も大幅に強化されました。ただ、今や、価格の割りに大きくて重ければいい、という時代でもありませんし、むしろフルサイズで重量級なことはかえって不利かもしれません。

当のデノンもPMA-50という小型軽量でリーズナブル、しかし多機能で高品位なUSB-DAC内蔵プリメインアンプを出すなど状況は変わっています。今度のペアは話題になるでしょうか?

引用元: ・■DENON デノン オーディオ 総合スレッド Part2■

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