LUXMAN_DA-250
ラックスマンは、DSD対応USB-D/Aコンバーター/ヘッドホンアンプ/プリアンプ「DA-250」を発表しました。11月末発売で、価格は170,000円(税抜)。

「DA-200」の後継モデル。PCオーディオ今ほど盛んでない2010年に、USB入力を装備し、プリアンプ機能、ヘッドホンアンプ機能もついた多機能DACとして発売され、PCオーディオ用定番DACだった機種です。

当時としては十分なスペック、内容だったDA-200もUSB入力で96kHz/24bitまでの対応だったこともあり、現在では物足りない対応スペックから、後継機が待ち望まれていました。192kHz/32bit PCMや5.6MHz DSDの再生に対応するなど、今回、期待どおりのモデルチェンジを果たしたと言えそうです。

それだけでなく、ヘッドホンアンプやプリアンプ機能も強化。プリアンプ部はバランス構成を採用。さらにライン出力とヘッドホン出力には、同社の上位アンプで採用され、実績のある電子制御アッテネーター(ボリューム)である「LECUA」を新たに採用しました。「LECUA」をヘッドホン/ライン出力のそれぞれに独立搭載。

LECUAはアキュフェーズのAAVAの機器などでも使われているのと同様の原理の高精度ボリューム(電子制御アッテネーター)で、ギャングエラーやガリ、音量による音色変化がほとんどない高精度アナログボリュームで、その効果は絶大と言われています。これまで、ラックスではプリメインアンプや単体プリアンプに搭載していたもので、USB-DACには初搭載です。またLECUA搭載機としては本機は最も安価なのもトピック。

アナログ出力はXLR×1、RCA×1でいずれにもプリアンプ機能が使えます。以前はRCAのみでしたので、この機能向上もうれしいところ。バランスXLR出力は位相の反転切替が可能。海外製バランス入力機器との接続や音源の位相反転再生が行えます。18mmピッチ金メッキ仕上げのRCA端子とノイトリック社製高級XLR端子搭載。

ヘッドホンアンプもディスクリート・ドライバー回路を採用して大幅に駆動力をアップしたとしています。LECUA搭載で、ギャングエラーやガリを追放。ヘッドホン出力はステレオ標準端子を搭載し、バランス出力には対応していません。出力は、200mW×2ch(16Ω)、400mW×2ch(32Ω)、130mW×2ch(600Ω)。リモコンで操作可能な2種類の入力感度切替も用意

DACチップはDA-200と同じバーブラウンPCM1795を2基。内部で352.8k/384kHz/32bitにアップコンバート。PCMとDSDのぞれぞれに、2種類の音色を切り替えて楽しめるフィルター設定も用意、PCMは32bitデジタルフィルター、DSDはアナログFIRフィルターを利用できるなど、DACチップは同じでも機能性は大幅向上。発振周波数付近のノイズを低減し、高精度・低ジッターのクロックを発生するという、低位相雑音クロックモジュールを44.1k/48kHz系列のそれぞれに独立搭載。USBはアシンクロナス伝送、同軸/光デジタルは内蔵する高精度クロックによりそれぞれジッター対策を取っています。

USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMと、DSD (2.8MHz、5.6MHz) にネイティブ対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応。

すべての出力 (バランス/アンバランス/ヘッドホン) に独立のバッファー回路を設け、同時使用時の干渉や音質変化が発生しない構成を採用。アナログ入力を1系統用意しているのでアナログ入力にもプリアンプ機能が使えます。なお、アナログ信号は内部のA/Dコンバーターによりデジタル処理を行います。アナログ入力はAD変換を経てしまうので、プリアンプ機能はおもにデジタル入力向けと言えそうです。

大型電源トランスから各回路独立のレギュレーター+大容量ブロックコンデンサーを経由する、高慣性 (ハイイナーシャ) の電源環境を構築。

デジタル入力はUSB×1、同軸デジタル×1、光デジタル×2を搭載。デジタル出力も同軸デジタル×1、光デジタル×1を搭載。アナログ入力もRCA端子を1系統搭載。アナログ出力はXLR×1、RCA×1。

インピーダンスは300Ω(アンバランス)、600Ω(バランス)。ヘッドホン出力は各200mW/16Ω、各400mW/32Ω、各130mW/600Ω。周波数特性は5Hz~50kHz(+0、-3.0dB)。全高調波歪率は0.001%、S/N比(IHF-A)は118dB。本体寸法は幅364×高さ81×奥行き279mm、重さは約5.4kg。

さらに、カード型リモコンも付属、これも新搭載。ラックスマン純正電源ケーブル「JPA-10000」 (極性マーク付) が付属。

USBオーディオ再生用として、Windows/Mac対応のプレーヤーソフト「LUXMAN Audio Player」を付属。FLAC/ALAC/WAV/AIFFなどのPCMファイル、DSF/DSDIFFのDSDファイルを、煩雑な設定を行うことなく再生することができます。

DA-200をベースに改良したモデル、というよりも、USB-DAC機能を持つ、最近発売されたSACDプレーヤー・D-05uのDAC/アナログ回路をベースにしたモデルのようです。D-05uの製品説明にはない、内部で352.8k/384kHz/32bitにアップコンバート機能があるので、むしろ機能強化なくらいです。D-05uはUSB入力もPCMは24/192まででした。ただ、その機能の違いにより、USBレシーバーやアナログ回路もそのままではないかもしれません。D-05uでは、モノラルモードで動作させたD/AコンバーターPCM1795の差動出力を、完全バランス構成 (同一構成のアンプ×4基) の高音質バッファー回路へ入力し、低インピーダンス化を実現としています。D-05uは新日本無線のオペアンプを使用していましたが、本機がメーカーや型番が同じかもいまのところ不明です。

ヘッドホン愛好家にとってはやはり、バランスヘッドホン端子を装備してくれなかったことが残念でしょうか。

それでも、DA-200のコンセプトと、B4ファイルサイズのコンパクトな筐体はそのままにこれだけの機能向上で、価格もそれほど上がらなかった本機はかなり魅力的なのではないでしょうか。

本機は、10月24日から2日間に渡ってオーディオショップ・フジヤエービック主催の恒例のオーディオ・イベント「秋のヘッドフォン祭2015」で展示・デモされます。

引用元: ・Luxman総合スレッド 38台目

http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1439641436/



566: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/09/25(金) 15:42:44.75 ID:Rw7tEnXQ.net
DA-250でるね。
微妙や。もっと煮詰めてから出せやアホ。

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