米国・エアー(Ayre)のUSB-DAC、QB-9シリーズの生産完了2機種を含む3機種を、ハイスペック対応にバージョンアップする有償アップグレードサービスが始まりました。

費用は製品バージョンによって異なり、QB-9(96version A-E)とQB-9(192version F-H)が各21万円。QB-9DSD(version J-M)が5万円。工賃は含まれますが、送料は別。

PCM 96kHz対応のUSB DAC「QB-9(96version A-E)」('09年発売)と、PCM 192kHz対応「QB-9(192version F-H)」('10年発売)、DSD 2.8MHz/PCM 192kHz対応「QB-9DSD(version J-M)」(現行)の3製品。アップグレード後は、いずれもDSD 5.6MHzとPCM 192kHzに対応できるようになります。また、型番は「QB-9 2xDSD」となります。

QB9と言えば、まだPCオーディオもUSB-DACも一般的でなかった2009年に登場し、高級単品コンポの世界にPCオーディオを持ち込んだ立役者の一つです。対応ファイルはあっという間に陳腐化してしまいましたが、エアー独自の回路設計やアナログ部による高音質は高く評価され、旧バージョンを生かしたいという人は少なくなかったのではないでしょうか。特にPCのグランドノイズのオーディオへの流入を徹底的に断ち切る設計は今日でも通用するものでしょう。

ただ、生産完了バージョンのアップグレードは高いですね。しかも、QB-9のDACチップはDSD1796で、QB-9DSDではES9016Sに変わっているわけですから、このアップグレードをするとDACチップも含めてだいぶ中が変りそうです。

そういえば、こうした有償アップグレードは初めてではありませんでした。QB-9DSDへの有償アップグレードがありました。196kHzバージョンからは16万8,000円、192kHzバージョンからは12万5,000円で行っていました。するとQB-9DSDへのアップグレード済みの場合は今回のは5万円で済むということでしょうか?

QB-9DSDからのアップグレードについてはDSD 5.6MHzを聴かないならば不要なのですが、対応サンプルレートが上がるだけのバージョンアップでないかもしれないので、これもまた悩みどころです。


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