音響のまとめ

オーディオ、音響機器に関するニュース、情報をお伝えします!アナログからハイレゾまで!


    タグ:ポタ研2018冬

    JDSound OVO ハイレゾ対応コンパクトUSBスピーカー!  2018年02月13日

    Astell&Kern ACRO S1000 独創的デザインの超小型スピーカー!  2018年02月12日

    くみたてLab ポータブルヘッドホンアンプ試作機 試聴感想は大好評!  2018年02月11日

    AKG N5005 ポタ研で初披露!試聴感想も到着!K3003との比較も!  

    Lotoo PAW Gold 2 アンバランス接続にこだわった高級DAP!  2018年02月10日

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    JDSound OVO


    宮城県仙台市に本社を置く音響機器メーカーのJDSoundは、「ポタ研 2018冬」において、USBバスパワー方式デジタルスピーカー「OVO(オヴォ)」を参考展示。

    クラウドファンディングのGREEN FUNDINGにおいて、支援を募っています。クラウドファンディング期間は4月16日まで。ファンディング価格は10,800円から。

    JDSoundは東日本大震災をきっかけに立ち上がったベンチャー企業で、OVOの開発にあたっても“MADE IN 東北”を掲げ、宮城県石巻市でソニーのウォークマンなど、様々なオーディオ機器を手がける組立工場のヤグチ電子工業で製造しているというのも特徴。

    OVOはUSB接続対応のアクティブスピーカー。Bluetoothには対応しませんがアナログ入力は装備。外形寸法は241×58×37mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は474g。このサイズでステレオ再生タイプ。PCやAndroidスマートフォン、iPhoneなどとUSBで接続するだけで、すぐに楽しめる設計。

    USB入力は192kHz/24bitのハイレゾまで対応。アナログ入力もADコンバーターで192kHz/24bitに変換され処理。

    低消費電力と高音質を両立するため、ポータブルスピーカーとしては世界初という“フルデジタルロジック”を採用。音楽信号をすべてデジタル処理する方式で、従来のアナログ方式と比べると1/3の電力で同レベルの音を出すことができるため、 限られた電力下でも大きな音が出せるというのが売り。ホワイトノイズもほとんど出ないというのも注目点。

    ピークパワーアシスト回路による大音量時への対応性もポイント。低音増強のため、パッシブラジエーターも搭載。

    ピークパワーアシスト回路はオラソニックの技術に似ているものでしょうか。フルデジタルロジックによる高効率、高音質は気になるところです。

    スピーカーコイルの直前まで左右チャンネルを完全に分離して処理できるため、クロストークの無い、明瞭なステレオ感も再現できるとしていますが、こんな小さなスピーカーで恩恵があるのかは?しかし、全体にこのスピーカーの技術はとても興味深いものばかりなので、もっと大きなスピーカーや、左右が離れたスピーカーも、ぜひ製品開発して欲しいものです。



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    ACRO S1000

    「ポタ研 2018冬」。アユートのブースでは、韓国・Astell&Kernブランドのパッシブスピーカー「ACRO S1000」が参考展示されました。価格や発売日は未定。

    Astell&Kernは、DAC内蔵型のデスクトップ型アンプ「ACRO L1000」(直販税込119,980円)を既に発売していますが、それとの組み合わせを想定したスピーカーが「ACRO S1000」。

    Astell&Kern ACRO L1000 約12万円で発売!

    2ウェイ2スピーカーのバスレフ型の小型スピーカー。筐体はL1000と同じくアルミ製なのも特徴。ツイーターの振動板にはチタン、ウーファにはケブラーを使用。

    外形寸法は109.8×137.8×138mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.95kg。再生周波数帯域は93Hz~40kHz。

    さすがにこの大きさなので、低音はあまり欲張れませんが、高域はハイレゾ対応まで伸ばしています。なかなか独創的な外見で、いくらニアフィールドとは言え、メインシステムには厳しそうですが、デスクトップ用のサブシステムなどに、「ACRO L1000」との組み合わせにこだわらずとも結構面白いスピーカーになり得るのではないでしょうか。

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    KumitateLabpha
    「ポタ研2018冬」。くみたてLabは同社初のポータブルアンプ試作品を出展。

    「インイヤーモニター(IEM)専用ポータブルアンプ」を謳っていて、一般にエントリークラスのDAPが苦手としている低能率なIEM、複雑なネットワーク構成由来のインピーダンス曲線を持つIEMのポテンシャルを最大限に引き出すことを目的として開発されたという意欲作。

    出力端子は3.5mmステレオミニ端子に加え、2.5mm4極バランス端子または4.4mm5極バランス端子どちらか1系統を搭載。手軽なシングルエンド駆動とBTL駆動を使い分けることができます。

    入力端子は3.5mmジャックでバランス非対応ですが、グラウンド分離接続に対応。

    電源部には左右別の仮想GNDを備え、低歪率/低クロストークを目指した回路を搭載。またアンプ終端の補正回路は、IEMの複雑なネットワークの容量負荷/誘導負荷に対する安定性を確保するとしています。

    約100gの軽量さ、単4電池2本で約50時間という駆動時間。

    型番もなく、価格も不明ですし、デザインも決まっていないなどまさに試作レベルながら、会場で試聴した人の感想はかなり好評なものばかり。IEMやバランスがどうというだけでなく、ポタアンとして重要な小音量時でのギャングエラーの無さ、高能率イヤホンを用いた時のホワイトノイズの無さが際立っているようで、ここが気になる人には大注目機かもしれません。

    また、今時珍しく乾電池駆動もかえって新鮮ですし魅力。内蔵バッテリー消耗による製品使用不可がありません。4.4mm径バランス端子採用ももちろんポイント。

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    AKG+N5005
    「ポタ研 2018冬」にて、イヤホン愛好家注目の新機種・AKG(アーカーゲー)は、イヤホンの新たな最上位機「N5005」(米国では2018年春に発売し、価格は999.95ドル)を国内初披露。

    9.2mmのダイナミックドライバー×1基と、BAドライバー×4基の、計5基のドライバーからなるハイブリッド構成。「Bass Boost」「Reference Sound」「Semi-High Boost,」「High Boost」の4種類のサウンドフィルターを交換して音質を調整可能、ケーブルは交換可能で、2セットが同梱(3.5mmアンバランスと2.5mmバランス)。またBluetoothドングルも同梱という時代を反映した内容。

    試聴機は1台のみということでしたが、注目機とあって、試聴を待つ来場者の列が常に途切れなかったとか。近いうちに国内展開についての発表があるはずで、待ち遠しいものです。

    比較対象としてはやはりこれまでのAKGイヤホン・フラグシップ、K3003ですが、K5005のほうが上位というより、どちらも良いという感じも受けます。実際、今後もK3003も併売されるようです。高級イヤホン愛好家には悩める選択肢が増えてしまったようです。

    3月17日追記:国内正式発表されました。
    AKG N5005 発売日3月30日、価格約10万円と決定! 【AKG N5005 ポタ研で初披露!試聴感想も到着!K3003との比較も!】の続きを読む

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    PAW Gold 2
    「ポタ研 2018冬」。トップウイングサイバーサウンドグループのブースでは、中国informediaのオーディオブランド・Lotooのポータブルオーディオプレーヤー新機種「PAW Gold 2」を出展。2月10日より受注開始し、価格は263,888円。カラーはGoldとTitanium。

    PAW Goldのデザインやスペックを継承しながら、筐体精度を上げ、回路構成を最適化し、音質のバージョンアップを図ったという高級DAP。これまでの展示会等ではPAW Gold 2017と紹介していたもので、発売に合わせてPAW Gold 2を正式名称としたものです。

    1.8型の有機ELディスプレイと操作ボタンを前面に装備。外形寸法は104×60×25.4mm(縦×横×厚み)、重量は280g。記録メディアはmicroSDで、音楽ファイルはWAV/FLAC/APE/ALAC(Apple Lossless)、AAC、MP3、WMAなどをサポート。

    DACチップはバーブラウンの「PCM1792」。少し前の据え置き機で使われることが多かったチップでDAPへの採用はかなり珍しいものです。PCMデータは384kHzまで、DSDは5.6MHzまでのネイティブ再生に対応。DSPには、ADIのBlackfin 514 DSPを採用。パラメトリックイコライザーも搭載。

    3.5mmステレオミニのヘッドホン出力とライン出力を装備。ヘッドフォン出力レベルは500mW×2(32Ω時)。

    サイズ、重量、スペック、DACなどもPAW Goldと同一。ひたすらヘッドホン/ライン出力の音質向上のための改善がアピールポイントということになりましょう。

    いまどきこの価格にしてアンバランス接続のみというのはこだわりなのか、怠惰なのか? 【Lotoo PAW Gold 2 アンバランス接続にこだわった高級DAP!】の続きを読む

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