トップウイングサイバーサウンドグループは、英国・iFi Audioのポータブルヘッドホンアンプ「xCAN」を12月21日に発売。Nano iCANの後継機。Blutooth受信やバランス駆動に対応するのが特徴。
片chあたり1,000mWという出力を備えたデュアル・モノ構成のアナログヘッドホンアンプを内蔵。16Ωから600Ωまでのヘッドホンを駆動可能。周波数応答は2Hz~200kHz(-3dB)。
独自の3D+システムを装備。また、XBass IIのアナログ式の低域補正システムも搭載。xシリーズ向けの新回路設計「CyberDriveヘッドフォン・アンプ・ステージ」を採用。iFi専用の超低ノイズFET入力オペアンプ「OV4627」と、デジタルコントロール・ステップアッテネーター「W990VST」を組み合わせており、フルアナログシステムのすべてのパラメーターがデジタルコントロール下に置かれ、「アナログとデジタルの良いところ取り」を実現するとしています。
入力と出力に2.5mm 4極バランスと3.5mmステレオミニを各1系統搭載。3.5mm端子は、独自のバランス接続方式「S-Balance」にも対応。BluetoothのコーデックはSBCとAAC、aptX/aptX LLをサポート。
内蔵バッテリーで駆動し、再生時間は8時間。充電用のUSB Type-C端子を装備。外形寸法は67×95×19mm(幅×奥行き×高さ)、重量は127g。
似たような外観、似たような型番で「xDSD」が54,000円ですでに発売中。サイズ、重量もほとんど同じで紛らわしいほど。
そちらはDSD512(24.6MHz DSD)およびPCM 768KHz&32bitに対応するハイスペックなUSB-DACを内蔵したポタアン。xDSDもイヤホンのバランス接続に対応しますが、3.5mm径端子でした。また、Bluetooth入力には対応しません。そのほか、回路もいくらか違うようです。
本機xCANはポタアンとしてはアナログ入力メインという印象ですが、Bluetooth受信できてバランス接続できる点では貴重です。それならもっと対応コーデックを充実させて欲しかったように思えますが。なにしろデジタル入力のスペックは常に業界最高水準のハイコスパで鳴らすメーカーなだけに期待は大きいのです。
12月24日追記:コメント欄からご指摘いただきました通り、xDSDもBluetooth入力に対応していました。お詫びして訂正致します。教えてくださりありがとうございます。
【iFi-Audio xCAN Blutooth受信/バランス対応ポタアン xDSDとの違いは?】の続きを読む