「秋のヘッドフォン祭り2017」。中国・informediaのオーディオブランド、Lotooは新DAP「PAWGold2017」を発表。従来機「「PAW Gold(2014年発売、28・5万円)」の後継機で、マイナーチェンジモデル。
基本スペックはそのままに、ローゲイン時のノイズフロアーを6dB改善してIEMなどを組み合わせた際の音質を向上させたとしています。比較しての違いはこれくらいのようです。価格は据え置きとのこと。
高級DAPがいまほど活発でなかった時期に発売され、当時は注目されましたが、いまやソニーも同価格帯に参入しているだけに、何かしらの積極的な変更、改良もあるかと思いましたが意外でした。今時、ヘッドホンのバランス接続に対応しないのですから。ただ、一部の高感度イヤホンで聴こえたというホワイトノイズは確実に改善されるでしょうから、聴取環境によっては大きな向上かもしれません。
まあ、現在のLotooには最新機で安価なPAW 5000 MKII JP Edition(約5万円)、DSD対応では世界最小のDAP・PAW Pico JP Edition(約2.5万円)があるので、そちらで勝負できれば良いのでしょう。実際、これら2機種はかなり好評なようです。
Lotoo PAW 5000 MKII JP Edition
Lotoo PAW Pico JP Edition
PAW GoldはPCMデータは192kHzまでの再生に対応、DSDは5.6MHzまでのネイティブ再生に対応。DACチップはバーブラウンの「PCM1792」を採用し、DSPには、ADIのBlackfin 514 DSPを搭載。出力はステレオミニのヘッドフォン出力と、ステレオミニのライン出力を各1系統装備。リチウムポリマーバッテリを搭載し、11時間の動作が可能。外形寸法は104×60×25.4mm(縦×横×厚さ)で、重量は280g。
2016年にはゴールドだったボリュームノブと十字キーをチタンカラーに変更した「PAW Gold Titanium」も発売されていました。
【Lotoo PAW Gold 2017 !PAW Gold後継機!違いは?】の続きを読む