カナル型イヤホンのような見た目ながら、従来のイヤホンとは異なり、小さなスピーカーを耳に入れるという発想で、イヤホンとは違う、普通のスピーカーで聴いているような感覚の新しい「イヤーデバイス」と称する新製品が登場。
「INAIR M360」がそれ。
INAIR M360は、6mmのダイナミック型ドライバーユニット部、それを包み込むシリコン製の「AIR TUBE」から構成され、そのパーツ全体を独自の球状のスポンジで包み込む。スポンジを耳に挿入することで音が聞こえる仕組み。
特許技術「インエアーエルゴノミクス方式 」 を使用して実現。外耳道の皮膚表面や聴覚器官を覆っている骨にも振動を伝えることで、イヤホンサイズながら、ヘッドフォンやスピーカーに近い音響体験をもたらすというもの。
また、通常のカナル型イヤホンにある音導管や遮音用のイヤーピースもなし。これにより、音源から360°放射状に広がる音を聴けるので、より広がりがあるサウンドが楽しめるとのこと。頭内定位も改善しているようです。
AIR TUBEはドライバーユニットの後方から全体を包み込む形状。これにより、後方への音を遮断することで音漏れを抑えるほか、AIR TUBE内で低域を増幅させ、低音再生にもメリットがあります。
「INAIR M360」は4月17日から、CCC(TSUTAYA)グループのワンモアが運営する「GREEN FUNDING by T-SITE」でクラウドファンディングを実施。有線タイプの「INAIR M360 」とBluetoothタイプの「INAIR M360bt」の2モデルをラインアップ。目標額は100万円。現在、有線タイプが7700円~、Bluetoothタイプが1万2780円?で支援を受け付け。
4月末からは、同じくCCCグループ会社のポータブルオーディオ専門店「e☆イヤホン」の各店舗で試聴会を開くことになっています。
いいことずくめの革命的イヤホンのように見えますが、実際、どうなのでしょう。半信半疑というのが多くの人の印象だとは思います。ただ、e☆イヤホンが関与しているとなると、音質は実は度外視の話題性だけの機種、ということはなさそうです。もしかして、ですが。
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