JVCは、4K/HDR対応のホームシアター向けDLPプロジェクター「LX-UH1」を欧米で発表。米国での販売価格は2,499ドル。
同社はこれまで、ホームシアター向けプロジェクターには反射型液晶「D-ILA」を採用してきましたが、本機は同社として初めてDLPを採用したのもトピック。
デバイスは0.47インチのDMDで、1,920x1,080画素品を使用する「単板」で、光路に上下左右に可動するガラス板を備え、縦横それぞれ0.5画素シフトすることで4K解像度を実現しての4K/HDR表示が可能。いわゆる「画素ズラシ」方式。
HDRはHDR10とHLGに対応。ランプは2,000ルーメンの輝度と100,000:1のダイナミックコントラスト比。レンズは1.6倍ズームに対応し、短焦点のため、投写距離3m程度で100インチ映像が投映可能。光学式レンズシフトも対応。垂直は±60%、水平は±23%のシフトが行えます。
HDMI端子は18Gbps対応で、HDCP2.2に対応。
手頃な価格の4Kプロジェクターを実現するために、JVCが手を打ってきた感じです。国内では30万円はしない価格で展開できるでしょう。「D-ILA」じゃないJVCなんて…という向きもありましょうが、とにかくこのクラスに製品を、という意欲は買えるでしょう。
同じようなOPTMAやBenQのモデルと比べると、レンズシフトがまずは優位点ですが、JVCならではの画づくりが大きなアドバンテージになることも間違いないでしょう。
国内正式発表が待たれます。
追記:日本国内では2018年5月中旬より発売。オープン価格で実売29万円程度と発表されました。
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