エソテリックは、SACDハイブリッド盤「名盤復刻シリーズ」より、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルによる『ブラームス:交響曲全集』その他を収録する3枚組アルバムを、12月20日より発売。
『ブラームス:交響曲全集 他』
クラウディオ・アバド(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・品番:ESSG-90192/94(3枚組)
・仕様:Super Audio CDハイブリッド
・定価:10,833円(税抜)
本アルバムでは、アバド指揮ベルリン・フィルの演奏で、1988年から1991年にかけてデジタル録音された『ブラームス:交響曲全集』に、発売以来初めての本格的なDSDリマスタリングを施したというSACDハイブリッド盤。
ブラームスの交響曲第1番から第4番に加え、『大学祝典序曲』『悲劇的序曲』『ハイドンの主題による変奏曲』も収録。
またもデジタル録音初期の演奏をSACD化。この時期のDGだと4Dオーディオ録音(1992年開始)の直前のはずで、マスターも16bit/44.1kHzでしょう。それなら、かなり近い時期に行われたカラヤン指揮ベルリン・フィルによる全集ほか(1986年から1988年に録音)でも良かったかも。
ハイビット録音以降の名演奏でというなら、ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団のものや、ラトル指揮ベルリン・フィルのものなどもありますが、このシリーズはどうもハイビット録音期以降のものは扱わないので、無理なのでしょう。あと、旧コロンビアの録音も使いませんね。
なるほど、アナログ録音期も見てみても、なかなか4曲演奏の揃った全集は少ない気がします。個人的にはベーム指揮ウィーン・フィルの全集がハイレゾ化されて欲しいと思っています。
…と思って調べてみたら、何とちょうど今、ベーム指揮ウィーン・フィルの全集がユニバーサルから初SACD化されるではないですか。
https://tower.jp/article/feature_item/2018/11/15/1101?kid=psmcltw&sc_camp=64C5FF08E2C141F287F3D4140BE44AE5
SACDシングルレイヤーということで、よりマニアックになりますが、クラシック音楽愛好家にはこちらも魅力的なアイテムとなりそう。両方買う人も少なくないのでしょうね…。
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