ヤマハがエントリークラスのAVアンプをモデルチェンジしました。HDRのDolby VisionとHLGに対応する5.1ch対応AVアンプ「RX-V385」を4月下旬に48,000円で発売。

2017年5月に同価格で発売された「RX-V383」の後継機。

ドルビーTrueHDなどのHDオーディオまで対応するAVアンプ。全てのHDMI端子で、Ultra HD Blu-ray規格に規定された、HDRやBT.2020映像、HDCP 2.2、4K/60p(YCbCr 4:4:4、10/12bit伝送)のパススルーが可能。HDMI端子は4入力、1出力を装備。HDR映像はDolby VisionとHLGに対応。4Kへのアップスケーリング機能も備えています。

定格出力は100W(6Ω)×5ch、最大出力は135W(6Ω)×5ch。ヤマハの看板である独自の音場創生技術「シネマ DSP」も搭載。プログラム数は17。付属のマイクを使い、室内の音響特性を自動的に計測・補正する「YPAO」(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)も利用可能。

USBメモリなどに保存した音楽ファイル、MP3/WMA/AAC/WAVの再生も可能。WAVは48kHz/16bitまでの対応。ネットワークオーディオプレーヤー機能、PCなどからのUSB-DAC機能はなし。Bluetoothの送受信に対応。圧縮音源を補完再生する「ミュージックエンハンサー」もBluetooth再生時に利用可能。AM/FMチューナも搭載。ワイドFMにも対応。

オブジェクトオーディオのDolby AtmosとDTS:Xには対応していません。

ここまでは「RX-V383」と同じ。では比較しての違いは以下のとおり。

バーブラウンの2chステレオ向けの384kHz/32bit対応DACを3基搭載。ブロックケミコンなどのパーツを再選定し、上位機種と同等のプリント基板パターンや電源構成を採用することなどで、音の基本性能を向上させました。5chパワーアンプは、2.0ch~3.1chスピーカー接続時に、フロントバイアンプで使うことも可能になりました。サラウンドプロセッサやトーンコントロールをバイパスするダイレクトモードも新装備。

こうしてみると、2機種の違いはあまり大きいとは言えません。おもにアナログアンプとしての基本音質を少し向上させたくらいのものです。少なくとも機能だけで選ぶなら前作でも足りる印象です。

ヤマハはこのクラスにもオブジェクトオーディオのDolby AtmosとDTS:Xに対応させる気はいまのところあまりないようです。

本機と同クラスで対応させた新機種を出してきたソニーとは対照的です。
SONY STR-DH790 約4.5万円でAtmos/DTS:X対応の7.1ch AVアンプ!

これからのAVアンプにはHDMI2.1対応の問題もありますね…。


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