STR-DH790は7ch、STR-DH590は5chアンプ内蔵で、最大出力はいずれも145W(6Ω)。

HDMIは、両機種とも4入力1出力で、4K/60p 4:4:4 18Gbps映像信号に対応。HDR映像はHDR10、HLG、Dolby Visionをサポート。

広帯域かつ低ノイズを実現する「リニア広帯域パワーアンプ」を採用。デジタル系の回路基板を強化し、一体成型のメタルフレームを採用。シャーシはXエンボスデザインの新FB(フレーム&ビーム)シャーシを使用。

なお、USBオーディオ再生や、ネットワーク再生には対応しません。FMチューナーは搭載。

DH790の自動音場補正機能は「アドバンストD.C.A.C.」。すべてのスピーカーの位相特性をフロントにそろえ、スピーカー間の音のつながりを向上させるA.P.M(オートマチック・フェーズ・マッチング)を、自動音場補正機能と組み合わせ、部屋の特性に合わせた補正を高精度に行なえるというもの。DH590の自動音場補正はA.P.M.非対応の「D.C.A.C.」。

さらに、DH790は31バンドのグラフィックイコライザーに進化(従来のDH770は8バンドのパラメトリックイコライザ)した補正機能を備えます。

「テレビラックに収まるサイズ」をコンセプトに小型化を図り、DH790においては高さを従来モデルから約20mm削減したのも違い。

HDMI以外の入力端子は、光デジタル×1、同軸デジタル×1、アナログ音声×4。出力端子はサブウーファ×2、ヘッドホン×1。また、外部給電が可能な「USBパワーサプライポート」を新たに装備。Amazon Fire TVやChromecastなど外部電源が必要な端末に、本機から給電できるようになりました。

外形寸法は430W×133H×297Dmm。質量はSTR-DH790が7.5kg、STR-DH590が7.2kg。

エントリー機でもむやみな高機能化が続いていましたが、ここにきてソニーは流れを変えました。STR-DH770はネットワークプレーヤー機能やハイレゾ対応、Blueooth対応など、オーディオ機能にかなり力を入れていましたが、今回、ばっさりカット。

一方、STR-DH770で非対応だったAtmos/DTS:X対応にしたわけです。HDMIのパススルーも内容向上しています。エントリーでAtmos/DTS:X対応というのも、イネーブルドスピーカーでもOKなので、それほど敷居は高くないでしょうから、意味は十分あると思います。

本来のAVアンプは映画ソースのサラウンド再生が主目的ですから、いわば原点回帰的。コスト面の制約もありましょうが、AVアンプのむやみな機能の詰め込みに一石を投じることになるでしょうか。

引用元: ・SONY/ソニー AVアンプ総合スレ Part9

http://mevius.2ch.sc/test/read.cgi/av/1489825342/