ACTIVO_CT10
「ポタフェス 2017 WINTER」において、アユートは、ハイレゾ音楽配信サイトのgroovers Japan(グルーヴァーズジャパン)が設立したオーディオブランド・ACTIVO(アクティヴォ)の第1弾製品であるポータブルオーディオプレーヤー(DAP)「CT10」を日本で発売すると発表しました。近日発売予定で、価格は未定だが、「300ドル以下を目指している」としています。




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groovers Japanが、より多くの人達にハイレゾの感動を知ってほしい。音楽を愛する若い世代へ、ハイレゾ音源を気軽に楽しめる環境を生み出し、新しいハイレゾファンを創出していく」ことをテーマとして設立したブランドACTIVOの第1弾製品。

ハイレゾ対応DAPの手頃なエントリー機として幅広いユーザー層をターゲットにした製品を目指しています。iriverのAstell&Kernが開発を支援しているのもポイント。実際にAstell&Kernの技術力を凝縮して投入。新ブランドや価格を感じさせない完成度も狙っています。

外形寸法は93.2×65.2×15.5mm(縦×横×厚さ)。重量は約112g。カラーはクールホワイト。ラウンドフォルムでカジュアル風なデザインは従来のAKユーザーであるDAP愛好家というよりも、女性も含めた幅広いライトユーザーを狙ったもの。.4型、480×854ドットの静電容量式タッチパネルディスプレイえお備えます。

内蔵ストレージメモリは16GB。microSDカードスロットも1基備え、最大256GBのカードが利用可能。DACはシーラス・ロジック製の「CS4398」を1基搭載。PCMは192kHz/24bitまで、DSDは5.6MHzまでの再生が可能。なお、DSDはPCM176.4kHz/24bit変換再生。

Astell&Kern製のモジュール「TERATON」を採用。DACやクロックジェネレーター、ヘッドホンアンプなどオーディオプレーヤーの主要機能を一体型のモジュールにしたもの。音質を犠牲にせず、製品の小型化を実現できるとしています。「TERATON」を採用した初の製品が「CT10」でもあります。

イヤホン出力は3.5mmのステレオミニで、バランス出力は備えていません。出力は8Ωで22mW、16Ωで36mW。SN比は115dB。10バンドイコライザーを備え、ユーザー設定できるほか、5種類のプリセットイコライザーも用意。

IEEE 802.11b/g/nの2.4GHz無線LANを搭載。DLNA機能にも対応します。無線LANを使い、「groovers Japan」アプリから直接ハイレゾ音源を購入・ダウンロードできます。また、TIDALにも対応。

Bluetooth 4.1にも対応し、プロファイルはA2DP/AVRCPをサポート。USB端子も備え、USBオーディオデジタル出力も可能。DSDもDoP伝送で再生可能。

ハイレゾDAP初心者向けということで、バランス接続には非対応、DACやスロットが1基など、DAP愛好家からすると物足りない部分は多いですが、コンセプトは明確と言えるでしょう。DLNA、USBオーディオデジタル出力に対応するのは初心者向けとは思えない装備です。

AKにとっては「TERATON」モジュールの開発と今後が重要なようで、「TERATON」は、ポータブルプレーヤーだけでなく、スマートフォンやタブレット、PC、カーオーディオ機器などへの搭載も想定。B to B展開も予定されているとのこと。

これがうまくいけば、DAPなどといったニッチな市場だけでなく(失礼!)、実に幅広く一般的なポータブルオーディオ市場、さらにはゼネラルオーディオ市場で世界的な展開をモノにしようという目論見なのでしょうか?

そう考えると本機のセールスはあまり問題ではないのかもしれません。