ソニーは、肩に乗せて使う “ウェアラブルネックスピーカー”「SRS-WS1」を10月14日に発売。オープン価格で実売25,000円程度。

人間の肩に乗せ、スピーカー上部から音が広がるスピーカー。同社では「音に包まれるような体験が得られる」メリットがあるとしています。

送信機とスピーカーがセットで、送信機には光デジタル入力端子、3.5mmオーディオ入力端子を装備。送信機からスピーカーへは、2.4GHzのデジタル伝送を行います。1回約3時間の充電で最大約7時間の連続使用が可能となっています。

φ30mmのフルレンジスピーカーユニットを左右に搭載。スピーカー上部にスリット状の開口部があり、中にはディフューザーが仕込まれ、音を広げます。

パッシブラジエーターも装備。このパッシブラジエーターが音と連動してバイブレーションし、低音の振動を体に伝えるのも大きな特徴。振動の強さは、強・中・弱で設定できます。振動をオフにすることはできません。肌に触れる内側には、汚れにくい加工を施したファブリック素材を採用。

1つのトランスミッターに対して、スピーカーを2台までつなぐことができますが、スピーカー単体販売はいまのところ行われません。

オーディオ歴の長い人なら覚えていると思いますが、ソニーの「肩乗せスピーカー」は初めてではありません。1997年ごろにSRS-GS70というのがありました。ステレオミニ入力のシンプル構造で8,800円でした。使う様子は滑稽なように見えますが、製品としては何とグッドデザイン賞を受賞しています。

http://www.g-mark.org/award/describe/23534

スピーカーの肩乗せによる超ニアフィールドリスニングについて、音質面で真に優れていると提唱したのはオーディオ評論家の故・江川三郎氏でした。氏はSRS-GS70ではないソニーのアクティブスピーカーを自分で肩乗せしてデモを行っていた覚えがあります。ただ、オーディオ界に浸透しなかったのは事実です。

今回の機種は時代なりに入力や機能など進化していますが、これまで同様キワモノで終わるのでしょうか。