エレガと言えば、 藤木電器が製造していたヘッドホンのブランド。1950年代から放送局を中心としたプロモニター、業務用途機として長らく活躍していました。

民生品も多数手がけ、コンデンサー型、動電全面駆動型、2ウェイ型など多くの形態のヘッドホンを今から数十年前に作っていたのも驚きです。また、1960年代には既にヘッドホンアンプも製品化していました。

このブランドのヘッドホンとしては下の記事にも出てくるDR-631Cが業務用を含め、有名です。

現在はとうに 藤木電器は無くなっていますがエレガアコスという名前で引き継がれています。2017年現在もブランドは健在なようです。それも以下の記事でわかります。モニター用途向けの機種を現在もいくつか製造、販売していますが、容易に入手できないのがもどかしいところです。

エレガは現在でも現役でモニター用途に使われているようです。オリジナルの設計年度を考えると驚きです。ただ、改良はされているのでしょう。MDR-CD900STではきつすぎる、という人がよく使うようです。

なかではDR-209C2が比較的入手しやすいことから紹介しておきます。アウトドア向けの本格派モニターという触れ込みのオンイヤー密閉型。マグネットに強力なサマリウムコバルトを使用。薄型・軽量化を図っているのも特徴。ポータブルデジタル機器の音楽鑑賞用としても最適と謳っているのも今日のDAP時代に相応しいところ。 サマリウムコバルトというのが現在のMDR-CD900ST/MDR-7506では失われた要素でもあり、エレガが注目される一つの要素でもあります。 ヘッドホン愛好家を自称するなら外せないブランド。それがエレガでしょう。

装着方式:オーバーヘッド型オンイヤー 形式:密閉ダイナミック型
 再生周波数:20~20,000Hz インピーダンス:8Ω
感度(1mW):105dB
コード:2m プラグ:3P金メッキプラグ付き(ミニプラグは注文対応) 重量:150g
実売価格:33500円程度

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引用元: ・DTM用途に用いるSONY MDR-CD900ST専用のスレ

429: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/09(木) 22:53:07.03 ID:Fn55KSmp
7506のヘッドバンド在庫はないと思う。
900STのいいところは、安い業務用モニターということ。単純に価格でエレガの
DR-209CやアシダのST-31にとって代わった。だから音に厳密性はなく、
片側のドライバーが壊れたら、その片側だけ交換しても差し支えなく、そもそもペア
でのドライバー供給はされていない。ただ、初期のサマリウムコバルト磁石のドライバーと、
後のネオジム磁石のドライバーでは音が大きく違うから、これはどちらかにあわせないと
使えない。また安いことから、業務用としては5年、ホビーユースで7~10年もてばいい
ということも考えにいれておいて。


430: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/10(金) 00:00:53.64 ID:NaPqjxK3
リッチな音で音楽を楽しむには設計上、900STは全く向いていません。
かといって録音モニター(マスターモニター)でもなく、スタジオ録りなど
のときに演奏者が使うモニターとして設計されています。「アーティスト
はこの音で聴く」です。DTM用というか、マスターモニターとして使う
にはかなりの慣れ(訓練)が必要。ちょっとの慣れ、訓練でマスターモニタ
ーとして間違いなく使えるように設計してあるのは、エレガのDR-531、
631ですが、もうこれを護り作り続けてきた親父さん(ご存命ならば
90才近いはず)がリタイヤしてしまったようで、昨年からエレガに製作
見積依頼書を送っても回答なしの状態。もうDTMは900STでやる
しかないのかも知れません。うちはエレガの親父さんが「そろそろやばい
かも」で5年前から順に新しい631を合わせて8機購入、これでやって
いますが…。


434: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/11(土) 00:42:06.73 ID:PeHt3WMZ
>>430
エレガはオヤジさんの代から無事娘さんに世代交代が完了してるよ。
最新オーダー版の631は、希望により最新の素材と音作りでとんでもない性能の
今風の音が出る素晴らしいヘッドホンとしてもオーダーできるようになってる。

マグネットがネオジウムのすごい磁束密度の日立だったかどこだったかの特許品のマグネットで
低音の解像感が段違い。

ただ、今までの方が道具として耳に馴染んでいるという意見には反対するつもりはないので、従来型で慣れ親しんでいる場合はそれがいいとは思う。

新型631は打ち込みDTMでも使えるどころか、これ以上のものはない印象だった。


443: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/14(火) 11:38:07.74 ID:un/mUK1F
>>434
そうか…そりゃあよかった。親父さん、後継ぎさんを心配してたからね。
ならばもう言ってもいいだろう。900STはもとは900からだが、このドライバー、エレガの
民生用ヘッドホンドライバーのデッドコピー。そもそもオリジナルじゃねぇんだ。
ミクロングラスなんかもエレガがオーダーしているメーカーに頼んでいるしな。1970年製
のエレガの民生用ヘッドホンのミクロングラスと、今の900STのミクロングラス、ドンピシャ
同じ。笑っちまう。
そしてドライバーを細かく分解したらわかるんだが、音が変わったのは、はじめの
サマリウムコバルトから今のネオジムに切りかえるとき、震動板とボイスコイルの作りかえ
をしなかったから。
磁束密度が変わると応答が変わる。ダイナミック型は永久磁石が強力なほど感度を上げられ、
インピーダンスを低くすることができるからサマリウムよりはネオジム、新しいドライバー
は常に最新最強の磁石にするのがいい。
だけどサマリウムで調整した音をネオジムでそのままとしたい場合には、震動板の材料と
重さを変える、ボイスコイルの材料、巻数を変える云々と、もう一度イチからつくりなおす
必要がある。俺がエレガの話を持ちだしたのは、この900STのドライバー、要はエレガの
ドライバーに手を入れ、試行錯誤してつくったもの。最終テスト、ボイスコイルをアルミ線
で作ったものと銅線で作ったものを持ちこんで…なんて堂々と言ってんだから、たかが知れて
いる。重さが大きく変わるここは普通にこれと決めたら変えないところなんだけどな。まあ、
要は不慣れ、サマリウムコバルトからネオジムに切りかえるときに震動板、ボイスコイルの
再設計なんて、てめぇじゃとてもできなかった、かといって弟子が親方を裏切ったこの900ST、
エレガにドライバーを頼むなんて絶対にできなかったってわけだ。コピー、つぎはぎだらけ
の900STが「業界標準」になったってのは、「SONY」の力。品質でも音でもない。てきとーに
根拠なく「いい音だと思う」で重要なところをこっそり変えやがるから使うほうが困るんだ。
大体、マイクロホンのC-38にしても、スタックスに全部教えてもらってつくったものだ。
だけど「オリジナル」ってことになっている。いまだに変わらずのあれこれ裏のあるメーカー。
信用ならんのだよ。SONYはね。


431: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/10(金) 00:35:26.39 ID:Z4us4E9K
今さらエレガでもないと思うが。
CBSソニースタジオでもMDR-CD900STができるまではエレガを使っていたようだが、要するにそれを置き換えたのがMDR-CD900ST。
それが1989年のことで、今さら1980年代に置き換えられたものを使うことはない。


432: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/10(金) 01:28:31.50 ID:NaPqjxK3
それはその通りで、今も631を使っているのは自分の耳がそれに長年、慣れているからだけのこと。
ただ900STは631の代替となっていない、ドライバーが同様の設計とされている後継機が
ないことは事実。参考までだが、もうひとつの531、こっちは城下工業のSownd Warrior、
今のSW-HP10Sが直系として残っていて実際、使える。これは藤木がエレガになるとき、医療用
531Bの生産が一時できなくなり、城下が代わってコピー生産、このときエレガから城下に図面が
渡されたことから。分解してみてもわかるし、エレガの親父さんが俺に直接、言ったことだから間違い
ない。


445: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/14(火) 12:31:07.02 ID:un/mUK1F
ちなみに900STよりはるかに安くて上のモニターがある。オープン型だから、
宅録にしか使えない、非売品、自分でコツコツ作らなきゃならんというのが
面倒だが。900STのバラバラの音に困って探しているうちにみつけた。
http://www.hirakawa.com/hp3e.htm
これはダイソーのものだが、心臓部のドライバーはエレガが設計したもの。ゼンハイ
なんかも採用している汎用品だ。ここはエレガを長年扱っていたから知っていて、
オープンにしているようだ。作って測ってみたが、猫の毛でなくても脱脂綿で631に
迫る性能が出た。1個、108円だから、いっそのこともう200個くらい買いこんできて、
これにしてしまおうかと思っていたりもする。


453: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/16(木) 00:33:41.41 ID:LjsSggia
各位ありがとう。ははぁ、これでわかったよ。エレガの親父さんが900STなんてヘッドホンじゃねぇ
って言っていたこと。頑固な親父さんだったけど、ライバル他社製品の悪口は決して言わない
人だった。オーテクとかがいいもの出したら、う~ん、うちも負けてらんないなと認める人だった。
それがこれだけは言っていた。裏は俺が知っている以上にドロドロだったってわけだ。あの親父さん
は631をつくった人で、藤木電器がダメになったとき、531、631、209Cの供給を止めるわけにはいか
ねえだろうがって、負債もろとも引き受け、一からワザひとつで立て直した人。だから藤木電器は実際
には倒産していなくて、今も昔の藤木電器の電話番号でエレガアコスにつながるんだよな。


459: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/16(木) 02:46:38.07 ID:LjsSggia
あと、どっかの大きな録音スタジオが900STをやめて209C2にしたらしいね。
209C2は、209Cの後継機だけどほとんど同じもの。一度、900STに喰われて
また元に戻ったってところだ。もう大昔の話、とうに代がわりしてて、採用
担当者は過去のいきさつなんて知らないから、モノで選んだはず。結果、
今さらエレガでもないのにやっぱりエレガになった。やはり900STは低品質
ってことよ。209C2は900STと違って左右で音が精確に揃っている。ただ、
209C2も演奏者用モニターでマスターモニターには使えないから、そこんとこ
は間違えちゃいけない。


486: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/26(日) 22:52:44.00 ID:mRqEF3vA
ところでエレガはもうすっかり、ドライバーメーカーになっていて、世界中のヘッドホンメーカーにドライバーを供給しているよ。
ゼンハイ、AKG、GRADOにも供給しているかと。自社ブランド、化石のようなデザインのエレガは保存生産品のようなものらしく、
化石のようなデザインなのに音が最新、その意外性で逆に海外で人気があるとか。


487: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/26(日) 22:57:17.39 ID:GKxdQHlU
エレガは試聴できる店舗とかないし、
そもそも新品で出回って無いし、
いくら人気があるんだといわれても、どうしようもない。
もしかしてドライバだけどっかで新品購入できたりする?


488: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/26(日) 22:59:23.16 ID:GKxdQHlU
あ、ELEGA DR-209C2が普通に売ってるわ。
イ-イヤホン行けば視聴できるかもなぁ。
行ってみようかな


489: 名無しサンプリング@48kHz 2017/03/26(日) 23:11:34.30 ID:GKxdQHlU
エレガは試聴したこともないが、(もしかするとエレガのドライバの入った他社のヘドホン試聴したことあるかもしれないが、)
CD900STもなかなか悪くないと思うぞ。自分のは逆相になってなかったと思うが、逆相を治せるような香具師じゃないと使えないって思えば。
実際CD900STをちゃんと使うならリケーブルは必至だし、イヤーパッドも変えたほうが良い。
リケーブルとかが面倒なら、素直に他のヘッドホン買ったほうが良いと思う。
リケーブルありきのヘッドホンだし。
かくいう俺は、L-4E6Sにリケーブルして使ってま。中音域も明瞭になるし低音がしっかり出る。
低音は肉厚パッドの恩恵がデカいかな。
何度も言うけど、このヘッドホンに付属してくる純正のケーブルとイヤーパッドはダミーです。