パイオニアはブランド初となるハイレゾ対応イヤホン3モデルを3月中旬に発売。オープン価格で、実売予想価格は、バランス接続ケーブルを備えた「SE-CH5BL」が8,500円前後、MMCX端子でケーブル交換できる「SE-CH9T」が12,000円前後、ステレオミニ接続の「SE-CH5T」が5,000円前後。いずれも9.7mmのダイナミック型ユニットを備え、40kHz以上も再生可能なハイレゾ対応。

3機種とも、通気部にチューブを使った「Airflow Control Port」により低音の音圧バランスを最適化することで、引き締まった低域と、クリアな中域を実現。また、ノズルの内径を広げ、振動板の再生音をストレートに鼓膜へ届け、波長の短い高域が打ち消し合う反射波形を抑えられるとしています。

ここではシリーズでは最も高額なSE-CH9Tをご紹介。


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「SE-CH9T」はアルミハウジングと真鍮製ノズルの2層メタル構造を採用し、ドライバーユニットからの不要な共振の排除を図っています。それ以外のモデルは樹脂製のハウジングを使用しているので、本機は上級機としての高品位を見せつけます。

ハウジングの接合する部分には新たにシリコン系の接着剤を採用するなど、不要な振動の排除に注力したのも特徴。

MMCX端子でケーブル着脱と交換が可能。MMCXコネクタ部の装着を安定させるというコネクタシールドを新たに開発して付属。要はコネクタのぐらつき、汗などの侵入、コネクタの破損を抑える機構です。

装着法はシュア掛け対応。

再生周波数帯域は、8Hz~50kHz。出力音圧レベルは108dB、インピーダンスは26Ω、最大入力は100mW。ケーブルを除く重量は9g。ケーブル長は1.2m。S/M/Lサイズのイヤーピースキャリングポーチが付属。

1万円ちょっとの価格でシュア掛けできる、MMCXリケーブル対応ハイレゾイヤホンというのが魅力。基本的に同時発表のハイレゾDAP、XDP-30Rとの組み合わせが想定でしょうが、もちろん幅広いプレーヤーと合いそうな期待の新製品です。

パイオニアにはもっと上級のイヤホン、BA型、ハイブリッド型も期待したいところです。