Pioneer_RAYZPLUS
パイオニア(オンキヨー&パイオニアのブランド)は、ノイズキャンセリングやアプリでの機能割り当てなど、様々な機能を搭載したLightning直結型イヤホン“RAYZ”(レイズ)2機種を発売。

「RAYZ」と「RAYZ PLUS」で、3月下旬発売予定。価格はともにオープンで、RAYZは11,800円前後、RAYZ PLUSは15,800円前後での販売が予想。


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RAYZ PLUSはケーブルの途中にLightning端子を備えたノードがあり、iPhone 7で使用する場合でも、使用しながら充電が行える。一方でRAYZにはこのノードがないのが機能面での違い。あとはカラーが違うだけで、他の機能、内容は同一です。RAYZはブラックとホワイト、RAYZ PLUSはブロンズとグラファイトの2色。

オンキヨーと米半導体メーカーAvnera(アブネラ)社が出資する「アプセサリー」社との共同開発。アブネラとアップルはパートナーシップを結んでおり、この3社で議論を開始し、約3年かけて製品開発を行ったという触れ込み。

Lightning直結型イヤホンなので、当然使用できるのはiPhoneやiPod、iPadなどのiOSデバイス専用。

リモコンを備えたコントロールボックス部にDACとアンプを内蔵していますが、ここにアップルの「Lightning Audio Module」(LAM)と呼ばれるデバイスを使うのが一般的ですが、RAYZは世界で初めて、その第2世代デバイス「LAM2」を搭載したのが大きなポイント。コントロールボックス部には加え、4つめのボタンとしてスマートボタンなるものを加えました。アプリと本体を連動させた独自のスマート機能向けに割り当てることができます。

処理能力を高めながら小型化、消費電力が大幅に抑えられた、多機能も可能といった数多くの進化点があります。

実際、本機のイヤホン部は軽量で小型。2つのマイクをハウジングに備え、9.2mmのダイナミックドライバーを搭載しつつもです。

音声入力は48kHz/24bitまで対応のハイレゾ対応機。イヤーチップはシリコン製で、S/M/Lが各2個ずつ同梱。再生周波数帯域は10Hz〜22kHz。

ノイズキャンセリング機能も装備。それも従来型よりも相当に高度な機能、性能を備えます。通常のノイズキャンセリングイヤホンは低周波数メインに抑制し、高域をあまり抑制できませんでしたが、RAYZでは低域ノイズも高域ノイズも抑えられると謳っています。

また、周囲の音や外耳道の形状にあわせてNC機能のキャリブレーションを行うことが可能。アプリからの操作でキャリブレーションを指示すると、テスト音声が流れ、数秒間でキャリブレーションが行えるというもの。

また、イヤホン内蔵マイクを利用し、装着の有無を自動判定。この機能を利用し、耳から外すと再生を自動停止する「オートポーズ」機能も便利です。外部の音をスルーで聞ける「HearThru」機能も搭載。

50Hz/250Hz/1kHz/4kHz/8kHzの5バンドをそれぞれ±10dBで調整できるイコライザーも搭載。プリセットも搭載しています。

ハードウェアは今後、アップデートされ、さらに充実していくことも予告されています。早速、通話中に話をしていない際は自動的にミュートがかかり、また話し始めるとミュートが解除される「スマートミュート」機能のアップデートが予告されています。こうしたスマート機能を追加していく予定です。

純粋にオーディオ用イヤホンとしての音質は、価格的な制約もあり、ある程度の水準でありましょうが、機能面ではかなりコスパが高い印象です。とにかくiOS機限定なので、ユーザーを選ぶことは間違いありませんが。

オンキヨーは今後もBluetoothヘッドホンなど、現在のイヤホン、ヘッドホン市場でもっと大きな存在になることに意欲を見せています。本格オーディオ愛好家からどう思われようと、ミニコンポで生き残りに成功したオンキヨーだけに、そのかじ取りは侮れません。

徹底的にアップルに対応したイヤホン、ヘッドホンこそがオーディオメーカーの生き残る道ということでしょうか?ビーツのようにアップル傘下になってしまうことは生き残ったと言えるのかわかりませんが。さすがに日本のどこかのメーカーがアップル傘下になることもないでしょうけど…。

せめて?アップル向けに開発した技術を他の一般的な製品にも反映させてほしいものです。