LSシリーズ3機種は、2013年発売のBAドライバー搭載イヤホン「IMシリーズ」の後継シリーズ。

いずれも、LSシリーズ専用設計のBAドライバーを搭載。しかも、それぞれが、各モデルに向けて新開発されたドライバーを搭載。これに伴って、各モデルのネットワークも専用に設計されているのも特徴です。

ATH-LS400は4基のBAドライバーを搭載。構成は低域×2、中域×1、高域×1の4基。専用設計のクアッド・ネットワークにより、「豊かな低域表現で、高解像度かつ臨場感あふれる写実性の高いサウンドを実現する」としています。

強い高域担当のドライバーは、耳と同軸上に、音導管と直列に配置。さらに音導管には、チタニウムと高耐久性特殊樹脂のハイブリッド導管を採用することで、高域特性を向上。また、中高域ドライバーに対して平行に配置した2基の低域ドライバーにより、ワイドレンジかつ精細感ある低音を再生すると謳っています。

ワイヤー入りでシュア掛けしやすい設計なのもポイント。

再生周波数帯域は15Hz～20kHz、インピーダンスは20Ω、出力音圧レベルは105dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ（L型）。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。質量は約12g（ケーブル除く）。ポータブルケースやイヤーピース（XS/S/M/L）も付属。

なお、旧IMシリーズでは全機種でコンプライ・フォームのイヤーチップが同梱されていましたが、LSシリーズではソフトフォームのイヤーチップのみの同梱となりました。その理由として、従来のIMシリーズではBA型の弱点ともいうべき低音の弱さを密閉性を高めて低域がなるべく逃げないようにできるコンプライ・フォームで補っていましたが、LSシリーズではその必要がなくなった（＝低音が十分に再生できる）ためとしています。その分のコストはコネクターの強化などに向けたともしています。

BA型にしては低音を充実させたのは間違いないようですが、そのことによって、もし、BA型が得意とする高分解能や繊細さが減退するようなら、本末転倒とは言いませんが、何だか違う、となりそうです。

BA型の良さを生かしたまま、低音が充実していることを期待したいところです。発売日を迎え、実際の購入者の声はまだまだですが、今度のレビューの増加も待ちたいですね。

引用元: ・【オーテク】audio-technica【イヤホン】Part.38

http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/wm/1470262150/

引用元: ・【オーテク】audio-technica【イヤホン】Part.39

http://hanabi.2ch.sc/test/read.cgi/wm/1477388234/