いずれもアナログ録音時代の名盤。
ポリーニのほうは、1976年にミュンヘンのヘルクレスザールで録音されたピアノ・ソナタ29番《ハンマークラヴィーア》と、1977年にウィーンのムジークフェライン大ホールで録音されたピアノ・ソナタ28番。
もうひとつは、ウィリー・ボスコフスキーとウィーン・フィルが残したウィンナ・ワルツとポルカの録音の中から、有名な12曲を集めたもので、デッカが1950年代半ば以降にウィーン録音の会場としていたゾフィエンザールでの演奏収を収録。
マスタリングにあたり、入念に調整されたエソテリック・ブランド最高級機材を投入、また同社MEXCELケーブルを使用することで、貴重な音楽情報を余すところなくディスク化した作品となっているとしています。
ポリーニのこの録音は発売当時から高い評価を得、これらの曲の代表的名演と言われてきました。また、ポリーニは今日に至るまで、この2曲を再録音しておらず、この録音の価値は現在でも高いものとなっています。
今回のSACDはそれとして、彼には今後、ハイレゾ録音での再録音も望まれるところです。芸風の変化による違いも当然あるでしょうし。
一方、ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるシュトラウスのウィンナ・ワルツというと、ムジークフェライン大ホールで録音された、1979年のニューイヤー・コンサートのライブ録音も有名。デッカによるデジタル録音第一弾で、現在でも優秀録音としても知られています。ですが、録音フォーマットは18bit/44.1kHzと当然ハイレゾではなく、SACD化には不向き。
といっても、今回のSACDで採用されたデッカのアナログ録音初期の録音もまた、現在でも通用する優秀録音と名高いもの。また、現在は焼失したゾフィエンザール(2001年8月16日に火災により正面以外の大部分が焼失)の響きを楽しめるのもポイントでしょう。もはや新録音のハイレゾでゾフィエンザールの響きを楽しむことはできないのですから。
村井裕弥@muraihiroyaエソテリックのSACD
2015/09/01 14:55:13
次回発売は9月15日(火)
ポリーニが弾くベートーヴェン:ピアノ・ソナタ28番と29番
ボスコフスキー指揮ウィーン・フィルによるシュトラウス・コンサート☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ツボだなあ
http://t.co/4xIaU4nYzv
RiKKiE@P_Fantaisie1970年代のポリーニは、まさに鮮明で喨々(りょうりょう)たる音。
2015/09/01 21:41:34
このCDはいいかも。
RT SACD「名盤復刻シリーズ」にベートーヴェンのピアノ・ソナタなど2作品追加 - Phile-web http://t.co/1IeZOMLas5 @philewebさんから
宇野功芳bot@kohowwwクラシック音楽なのに聴いているのが苦痛、ということがある。ポリーニが良い例だ。ライブはそれなりに楽しめるがCDは駄目。特に精神的なベートーヴェンは聴くに堪えない。
2015/08/28 19:14:39
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